見積り比較時のポイント

見積り比較時のポイント

ダイレクトメールの発送を検討する上で、まず安くて良い業者を見つけることが重要です。
そして、その判断材料として欠かせないのが「見積書」です。
ところが、見積書の形式や表記方法などは業者によって様々ですから、見積書をひと目見ただけでは比較し難い面があります。
また、見積書の比較方法を誤ると、反って高い業者を選んでしまうことにもなりかねません。
そこで、ここでは見積書を比較する上でのポイントをお伝えします。

消費税は含まれている?含まれていない?

郵便局やヤマト運輸のホームページを見るとわかりますが、「郵便」や「クロネコDM便」の送料はすべて内税で表記されています。
例えば、普通ハガキの郵便料金63円は消費税が含まれての価格(税込)であって、
もしこれを税抜価格で表記すると57.2円(税抜)ということになります。
つまり、消費税の扱いを内税にするか外税にするかで5.8円もの差が生じることになり、
一見すると外税表記の方が安く思えてしまうのです。

普通ハガキの郵便料金
63.0円(内税) = 57.2円(外税)

ジャパンメールでは、見積りの際の送料については、郵便局やヤマト運輸に合わせ「内税金額」(税込)で表記しております。
しかし、中には外税金額(税抜)で表記しているDM発送業者もありますので、
見積りを比較する際にはまず消費税の扱いに十分ご注意ください。


※見積り金額比較時の注意(クリックで拡大します)

郵便料金は全国一律

郵便局を使ってハガキや封書を2,000通以上送る場合、 一定の条件を満たせば
「広告郵便割引」、「利用者区分割引」等の郵便割引制度を利用して定価よりも安い料金で送ることができます。
その際の割引率は、差出すDMの通数によって異なるのですが、これらはすべて郵便法によって定められており、
全国どこの郵便局で出しても一緒です。(全国一律サービス)
つまり、郵便料金は本来どこの代行業者で出しても一緒となるはずです。

ところが、中には、不当な方法で郵便料金の支払いを免れ、
全国一律であるはずの郵便料金をより安く提示して仕事を奪おうとする業者がありますので、
見積り金額比較の際は郵便料金に十分ご注意ください。

※広告郵便割引率
http://www.post.japanpost.jp/service/discount/ads.html(日本郵便HPより)

見積りは同一条件で

複数の業者から見積りをもらって比較する事を「相見積り」と言います。
それぞれの見積金額を比較する事が目的となりますので、各業者に対して同じ条件の下で見積りを算出してもらう必要があります。
また、見積りを比較する上で同じ条件でなければならないポイントは次の通りです。

①DMの発送方法

DM発送にかかる総費用の内、およそ9割を送料が占めますので、発送方法は同条件であることが必須です。

②作業内容

全く同じ作業内容でも、業者によって作業の表記の仕方が違いますので注意しましょう。

③紙の種類、色、厚さ

印刷から依頼する場合、紙の種類や色、厚さによって印刷の単価が異なりますので、これも同条件であることが必須です。

④納期

納期(DM発送日までの作業期間)を長く取るほど単価は安くなりますので、同条件であることが必須です。

見積りの形式や表記の仕方については特に決まったルールはありません。
各業者によって見積りの出し方もそれぞれですので、一つ一つ内容を理解し、
手元にある見積りが同じ条件になっているのかを確認しましょう。

DMの重量を必ず確認

DM発送の金額を決めるにあたり、「一通あたりのDMの重量」はとても重要です。
例えば、同じ1点封入でも一枚5gのチラシを入れるのと一部200gのカタログでは
作業の難易度が全く違いますので、作業単価も当然変わります。
また、業者によって『~100g』、『~200g』といった具合にその金額で対応出来る重量の幅が違います。
お手元の見積りがどれくらいの重量までを対応可としているのか、もし見積書に記載がない場合は必ず確認しておきましょう。
なお、見積りの相違を防ぐには、問い合わせの段階で一通あたりの重量を伝えておくことが一番です。

不明な点や疑問点がある時は必ず確認

業者によっては
「基本料金」や「データ管理費」「宛名データ編集費」「データクリーニング費」といった別費用がかかる場合もあります。
通常は見積書や明細に記載されていますが、何の費用なのかわからない場合は必ず確認するようにしましょう。

作業明細のない見積書は要注意

通常、見積書の明細部には作業内容が記載されているはずですが、中には明細を省略して「作業一式」と表記する業者もあります。
このような場合、作業内容が明記されていないために追加費用の請求など後々トラブルになる恐れがあります。
まず、詳細を聞いて何が含まれていて、何が含まれていないのか、
具体的にどのような作業内容なのかを確認し明確にしておきましょう。


DM見積書例

安過ぎる見積りは要確認

DM業界にも適正原価がありますので、ある一社だけが突出して安いといったことはありません。
もし他の見積りと比較してみて明らかに安過ぎる場合は、何故その金額になるのか確認してみることをお勧めします。
説明を受けた上で内容に納得できれば問題ありませんが、
依頼者側と業者の間で依頼内容に認識のズレが生じている可能性があります。
安いのに越したことはありませんが、突出して安い見積りには注意しましょう。

以上、見積書の見方や比較方法について、ご不明な点やご質問などございましたらお気軽に弊社までお問合せ下さい。