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【ダイレクトメール知っトク情報】ーDM徹底解説ー

手紙の投函

ダイレクトメールとは何か5つのポイントで徹底解説

ダイレクトメールとは、企業からお客様へ、商品・サービスのことをアピールする広告手段の1つです。
うまく利用すれば、リピーターを獲得したり、これまで自社の商品・サービスを知らなかった人を新規顧客として取り込んだりすることもできます。
ただし、ダイレクトメールの種類は1つだけではありません。それぞれの特徴を知って、自社に合った方法を選ぶことが大切です。
そこで今回は、以下の5つのポイントでダイレクトメールとは何かをわかりやすく解説していきます。
1.そもそもダイレクトメールとは?
2.ダイレクトメールの機能
3.ダイレクトメールの種類
4.ダイレクトメールとほかの広告手法の違い
5.ダイレクトメールの活用方法
ダイレクトメールに疑問をお持ちの方は、ぜひ読んでみてください。

1.そもそもダイレクトメールとは?

ダイレクトメールとは、見込み客や既存顧客の元へ、新商品の広告やカタログなどを送る広告手法のことです。
お客様が自社の商品やサービスについて問い合わせたり、購入したりするのを待つ方法と違って、積極的に自社のことを知ってもらう機会を増やせるため、うまく活用できれば問い合わせや売り上げを大きく伸ばせるでしょう。
ただ、基本的に広告というものはお客様から嫌われるものです。日常生活の中で、「郵便受けに入っているチラシが邪魔だな」「動画やサイトを見たいのに広告を消すひと手間が面倒くさい」と感じたことのある人も多いでしょう。
商品やサービスを提供する側になるとつい忘れてしまうものですが、企業が広告を出すときは、
▪️いつ
▪️誰に
▪️どのように
▪️何の効果を期待して
などをよく考えてから行動に移す必要があります。
お客様に「迷惑だな」と思われるようなダイレクトメールを送ると、逆に商品や企業のイメージが悪くなってしまうため、ダイレクトメールの基本機能や活用方法を正しく知っておきましょう。

2.知っておきたいダイレクトメールの3つの機能

ダイレクトメールの主な機能は以下の3つです。
▪️(1)自社の商品やサービスを知らない人にアピールする
▪️(2)商品やサービスについて気になっている見込み客へ購入や契約を促す
▪️(3)リピーターとの関係を構築する
ビジネスにおいて、リピーターとの継続的な関係を築くことは、新規顧客の獲得と同様に重要です。
定期的にお客様が欲しがるような商品やサービスを紹介したり、割引や優待券を同封して「他社ではなく自社を利用する理由」を作ったりすると、リピーターが他社へ流れてしまうことを防げます。
また、新規オープンする美容院や飲食店などの場合、近隣住民に自社のことを知ってもらうきっかけとしてダイレクトメールを利用するのもおすすめです。
労力が無駄にならないよう、自社がターゲットとする顧客層に合わせてメールを送るようにしましょう。

3.ダイレクトメールは郵便・E-mail・SNS・FAXの4種類

ダイレクトメールの種類は、紙媒体と電子媒体の2つに大きく分けられます。さらに細かく以下のようにも分類できます。
▪️(1)郵便(はがき・封筒)
▪️(2)E-mail
▪️(3)SNS
▪️(4)FAX
目的や予算に合わせて使い分けることが重要です。それぞれメリットやデメリットがあるため、違いを押さえておきましょう。

(1)形に残るがコストは高め!郵便を利用したダイレクトメール

手紙の投函

はがきや封筒といった紙媒体の広告を郵便で送るのが、郵便タイプのダイレクトメールです。
白黒印刷にしてコストを抑えたり、逆にデザインや質感にこだわって手に取ってもらいやすくしたり、さまざまな工夫ができます。

郵便を利用したダイレクトメールのメリットは形として残ること

郵便を利用したダイレクトメールのメリットは、広告がお客様の手元に残ることです。
ダイレクトメールを受け取ったときは商品を利用しなくても、お客様の手元に郵便物があれば、後日問い合わせや店舗への来店などを期待することができます。
また、サンプルを同封したり、割引券やクーポンを付けたりしてお得感を演出しやすいのもポイントです。
近年では、はがきや封筒にQRコードを記載し、手元の郵便物からショッピングサイトや自社サイトなどへ誘導するといった使い方もされています。
ネット上に魅力的な動画やマンガなどのコンテンツを用意しておいたり、メルマガ登録をしてもらって継続的にE-mailでダイレクトメールを送ったりと、ネット広告と連携しやすいのもポイントです。

郵便を利用したダイレクトメールのデメリットはコストの高さ

郵便を使ったダイレクトメールは、デザインや印刷、郵送といった作業が必要なため、そのほかの手段に比べてコストがかかります。また、配布エリアやターゲット選びを間違えると、そもそも広告を見てもらえません。
デザインの用意や発送などに時間がかかるため、前もって準備できるキャンペーンや季節のイベント、新商品の告知などに利用するとよいでしょう。

(2)有益な情報を提供してファンを作る!E-mailを利用したダイレクトメール

自社サイトや既存サイトの利用者を対象にして、個人のメールアドレスへ電子メール広告を送ることもできます。

E-mailを利用したダイレクトメールのメリットは手軽さとコストの安さ

E-mailを使ったダイレクトメールの売りは、低コストかつ自社サイトとの連携が簡単な点です。
「ステップメール」といって、事前に登録してもらった人へ段階的にお得情報を提供し、企業やブランドを信頼してもらってから商品やサービスを売り込むといった使い方もできます。
文面さえ用意しておけば広告を使いまわせますし、24時間いつでもすぐに相手の元へダイレクトメールを送れるため、数量限定商品・サービスなどの紹介にもおすすめです。

E-mailを利用したダイレクトメールのデメリットは迷惑メール扱いされてしまうこと

E-mailを利用したダイレクトメールは、タイトルや文面にこだわらないと「迷惑メールだろう」と読まれる前に破棄されてしまいます。
また、メールの頻度によってはしつこさが強調されて企業イメージが悪くなったり、提供した商品の不備に関するクレームが直接企業へ届いたりするといったデメリットもあるため注意が必要です。
E-mailを利用したダイレクトメールは、お客様との距離が近くなるぶん、信頼感を損なわないようにメールの文面や送る量を調整しましょう。

(3)若者向けの広告に最適!SNSを利用したダイレクトメール

SNS

若者向けの広告としておすすめなのがSNSサービスを使ったダイレクトメールです。お客様のSNSアカウントへ直接連絡をする方法と、SNSのトップページなどに自社広告を載せる方法があります。

SNSを利用したダイレクトメールのメリットは広告の早さと選別のしやすさ

SNSを利用したダイレクトメールのメリットは、瞬時に広告を出せることです。
自社のホームページや販売ページなどへ見込み客を誘導することが目的なので、広告自体はお客様の興味を引く短い文章を用意するだけで構いません。
また、急に雨が降ったとき、店舗の「雨の日割引」を自社のフォロワーへ送ったり、近くに住んでいる人のSNS画面で表示したりして来店を促すといった使い方もできます。

SNSを利用したダイレクトメールのデメリットは見てもらうのが難しいこと

SNSを利用したダイレクトメールは、基本的に面白いもの、興味深いものでないと見てもらえません。
自社商品のターゲット層が好む文章やコンテンツを研究しておかないと、問い合わせがゼロで終わってしまうことも多いです。
手軽に広告を出せる一方で、使いこなすのが難しいダイレクトメールだと考えておきましょう。

(4)魅力は開封率の高さ!FAXを利用したダイレクトメール

ダイレクトメールは、電話回線を使ったFAXでも送信できます。原本さえあれば、複数の相手へ広告を送れるのがポイントです。

FAXを利用したダイレクトメールのメリットは開封率の高さ

FAXを使ったダイレクトメールは、お客様の手元に届いた時点で文面が目に入るため、高い開封率を誇ります。原本を用意すればその場で送れるため、BtoB企業の営業などにも向いた広告手法です。

FAXを利用したダイレクトメールのデメリットは広告できる範囲の狭さ

開封率が高くても、中身を読んでもらえるとは限りません。
また、自社のことを知らない企業へFAXを送っても、見てもらえない可能性が高いでしょう。どちらかというと、付き合いのある企業へ営業をかけたいといったシチュエーションに向いています。
また、カラー対応しているFAXが限られることから、デザインの工夫も難しいといえます。

4.ダイレクトメールとポスティング・新聞折込みチラシはどう違う?

ダイレクトメールやポスティングは、自社の広告を届けたい相手の元へ直接届けることができます。
しかし、新聞の折込みチラシは、基本的にその新聞を契約している人への宣伝しかできません。見込み客が新聞を取っていなければ、広告の効果は大きく低下してしまうでしょう。

ポスティングは見てほしい相手へ直接広告を届けるDMの基本

郵便ポストと手紙

ポスティングとは、チラシや封筒を郵便受けへ直接投函するサービスのことです。
エリア指定でダイレクトメールを送付できるため、事前にターゲット層を絞り込んでおけば、近隣地域の見込み客へ効率よく自社商品・サービスを紹介できます。
ただし、ターゲット層の興味を引けるものでないと、チラシはそのままゴミ箱行きとなってしまうでしょう。

新聞折込みチラシは広い範囲へ広告を届けられるが細かく対象を絞れない

新聞折込みチラシは、広い範囲へ一気に広告を届けられる手段です。「知名度を高めたい」「大規模なキャンペーンを打ちたい」といった場合に向いています。
ただし、新聞は地方紙でも部数が非常に多く、コストが高いのがデメリットです。また、そもそも広告を見て欲しい層が新聞を利用していない場合、広告費の大半が無駄になってしまいます。

5.ダイレクトメールの効果的な活用方法とは?

ダイレクトメールの強みは、事前にお客様の属性や好みを調べて、個人個人に合わせた広告を送れる点です。
ざっくりと属性を絞り込んでおいて、自社の商品やサービスに興味を持ちそうな人へ幅広く広告をばらまくという使い方もできますが、ダイレクトメールはとくにリピーターとの関係構築で力を発揮します。
▪️以前に利用された商品・サービスの定期購入を促す
▪️他社ではなく自社を選んでもらうために割引券やクーポン券を配布する
▪️季節ごとのイベントや新商品のキャンペーンを知らせてお客様をつなぎとめる
▪️新商品のサンプルを送ってモニター意見を募集する
といった方法で、自社のファンを育てましょう。お客様と継続的な関係を構築できれば、ブランドイメージや企業イメージが高まり、長期的に商品やサービスを利用してもらえます。

ダイレクトメールの利用に適した業界

化粧品

ダイレクトメールの利用に向いているのは、
▪️美容・教育・観光など定期利用を前提とした商品・サービス
▪️美術品など単価の高い商品・サービス
を提供する業界です。

ダイレクトメールの利用に適した商品やサービス

▪️美容院
▪️歯科医・整骨院・整体など
▪️子ども向けの学習塾
▪️幼児教育
▪️事務用品のリース
▪️ホテル・旅館
▪️パーソナルジム
▪️輸入家具
▪️美術品・骨董品
といった商品・サービスを取り扱っている場合、ダイレクメールの活用を考えましょう。
美容院や歯科医などは、こまめにダイレクトメールで連絡をすることで継続的に利用してもらえる可能性を高めることができます。
輸入家具やパソコン、パーソナルジムなど、単価が大きく信頼性やアフターフォローが重要な商品もダイレクトメールの利用がおすすめです。

季節ごとの送付がおすすめ!ダイレクトメールを送るタイミング

ダイレクトメールは、
▪️お客様が商品・サービスを必要とするタイミング
▪️ボーナスや給料日前など懐に余裕のあるタイミング
▪️大きな買い物・契約をしてもらった直後
▪️季節の変わり目やクリスマスなどの記念日前
に送りましょう。とくに必要でないとき、お金に余裕のないタイミングで広告を送っても、広告自体を見てもらえません。

ダイレクトメールの基礎を理解して売り上げを伸ばそう

ダイレクトメールは、郵便やE-mail、SNSなどを利用して自社のことを知ってほしい相手に直接アピールできる手段です。
ただし、広告の文面やデザイン、ターゲット選び、ダイレクトメールを送る時期などによって、期待できる効果は変わってきます。
また、ダイレクトメールで売り上げや知名度を高めるためには、何度か利用して情報を蓄積し、広告の内容や広告を出す範囲などを改善していくことが大切です。
自社の目的に合わせて利用しながら、アピール方法を検討していきましょう。