画像引用元:プリントアース
デジタル時代においてもアナログなプロモーション手段である紙DMは再評価されています。中でも「A4圧着DM」は、視覚的に伝えられる情報量が多く、受け取る側の関心を引きやすいDMです。本記事では「A4圧着DM」の概要や種類、効果的な活用方法や成功事例、メリットをご紹介いたします。「A4圧着DM」の注意点もあわせてご紹介しますのでDM施策の参考にしてみてください。
A4圧着DMとは?
「A4圧着DM」とは、A4サイズのハガキの印刷面に専用の接着剤を塗布して熱や圧力で圧着加工をさせたDMです。
「A4圧着DM」に印刷できる情報量はA4ハガキサイズの2〜3倍となっており、多くの情報を掲載できるため訴求力に優れています。また、封筒タイプに比べ「A4圧着DM」は封を開ける手間がないため高い開封率が期待できます。展開前の圧着した状態はA4ハガキと同サイズのため、定形外郵便物として一通あたり140円(税込)の郵便料金で送ることが可能です。
A4圧着DMの開封率と反応率
画像引用元:DMメディア実態調査2024
生活者モニターの自宅に送付されたDMを収集しているTOPPANエッジの「DMライブラリ®」の2022年度統計資料によると、DM開封率の全体平均58.5%に対し、圧着DMの開封率は59.1%と全体平均を上回る結果となっており高い開封率が期待できます。
また、一般社団法人 日本ダイレクトメール協会が2025年3月発表したDMメディア実態調査2024によると、「A4圧着DM」を閲覧した後に「ネットで調べた」「店舗に出かけた」など、何らかの行動を起こした割合(反応率)は22%となっており、封筒DMに比べ約1.5倍も高い反応率となっています。
A4圧着DMの5つのメリット
1:掲載できる情報量が多い
「A4圧着DM」は、多くの情報量を掲載できるのが最大のメリットです。V折はA4ハガキの2倍、Z折や三つ折りの場合は3倍の情報量を掲載できます。自社の商品やサービスの魅力を多く伝えることができるだけでなく、見開きで印刷することが可能なので開いた時にインパクトある大胆なデザインも実現できます。
2:開封率UPが期待できる
圧着DMは、封筒DMのように封を開ける手間がないため受け取り手に開封してもらいやすい形状です。また、ハガキDMのように一見しただけでは内容が分からないため開封する楽しみを与えることができます。めくりたい心理を活用したデザインやキャッチコピーを表面に施し、特典情報やキャンペーン情報などを効果的に隠すことで開封率UPが期待できます。
3:費用対効果に優れている
「A4圧着DM」はA4ハガキと同じ郵便料金で送ることができるにも関わらず、より多くの内容を掲載できるため訴求力に優れています。また、DMメディア実態調査2024によると「A4圧着DM」は封筒DMに比べ約1.5倍も高い反応率となっているため、高い費用対効果が期待できます。
4:コストを抑えることができる
DMで多くの情報を訴求したい場合に検討される封筒DMは、封筒のコストや封入作業に時間や手間がかかります。 一方「A4圧着DM」は、封筒も不要で封入作業がないためDM発送のコストを抑えることができます。また、定形外郵便物として一通あたり140円(税込)の郵便料金で送ることができ、一定の通数を超えて発送する場合は割引も適用されます。
5:プライバシーが保たれる
圧着DMは一度接着すると受取手が開封するまで中身が見られる心配がないため、会員向けの限定的な情報や第三者に知られたくない情報を隠すことができます。
A4圧着DMの種類と効果的な活用法
画像引用元:紙ソムリエ
「A4圧着DM」は形状により大きく3つの種類に分けられます。それぞれの特徴とサイズ、効果的な活用法をご紹介します。
1:V折(V型)
A4判のV折圧着DM(V型)は、A3サイズの紙を二つ折りにして圧着加工することでA4サイズに仕上げるDMです。宛名面を含めA4サイズ4面分の紙面を使うことができ、A4ハガキDMに比べ掲載できる情報量は約2倍となっています。
【サイズと送料】
展開サイズ:415 × 297mm
圧着サイズ:210 × 297mm
一通あたり140円(税込)
【効果的な活用法】
見開きで大きな文字や写真、図表を掲載できるため多くの情報を伝えることができます。そのため、新商品の案内やキャンペーンの告知に最適です。
2:Z折(Z型)
A4判のZ折圧着DM(Z型)は、A4サイズの紙を3枚連ねた状態で蛇腹に三つ折りして圧着したタイプです。その形状から別名:N折圧着(N型)とも呼ばれます。
宛名面を含めA4サイズ6面分の紙面を使うことができ、A4ハガキDMに比べ掲載できる情報量は約3倍となっています。送料を抑えつつも多くの情報量を掲載したい場合に最適なDMです。
【サイズと送料】
展開サイズ:623 × 297mm
圧着サイズ:210 × 297mm
一通あたり140円(税込)
【効果的な活用法】
A4V折圧着DMよりも多くの情報を掲載できるため、商品カタログやパンフレットに最適です。また、Z折の形状を活かして読み進めて欲しい順に紙面の隅に数字を振っておくことで、読み手を誘導し購買意欲を掻き立てる設計が可能です。注文用紙や申込用紙などを付けることで購入を促すことができます。
3:巻き三つ折り(三つ折り型)
A4判の巻き三つ折り圧着DM(三つ折り型)は、両端の二面を重ねて内側に折り込んで圧着したタイプです。Z折と同じく、A4サイズ6面分の紙面を使うことができます。送料を抑えつつも多くの情報量を掲載したい場合におすすめです。
【サイズと送料】
展開サイズ:622 × 297mm
圧着サイズ:210 × 297mm
一通あたり140円(税込)
【効果的な活用法】
A4V折圧着DMよりも多くの情報を掲載できます。また、観音開きで開けるタイプのDMなので、紙面を大きく使いたい場合やインパクトを与えたい場合に最適です。
A4圧着DMの活用成功事例4選
1:封筒DMからA4圧着DMに変更で反応率が改善
画像引用元:賢者の販促
上画像は株式会社ウイル・コーポレーションが作成した通信販売会社のDM作成事例です。これまで冊子型DMを活用していましたが、反応率が伸び悩んでいました。そのため、広げると大きなチラシのようになる「A4圧着DM」に切り替え、大きな紙面で商品を一度に見せることにより反応率が改善したとあります。
2:おみくじ入りDMで反応率UPを図った事例
画像引用元:セルマーケ
とある通販会社では、開封するまで中身が分からない圧着DMの特性を活かし、おみくじ入り年賀状DMを作成しました。「A4圧着DM」の大きな紙面を活かしてセット商品を複数掲載し、おみくじの結果によってプレゼントがもらえるキャンペーンを実施することで反応率UP狙った仕掛けです。
3:存在感のあるDMで集客率が前年比150%UP
画像引用元:賢者の販促
カーディーラーの新型車の発表展示会案内のDMでは、毎回同じようなハガキDMを発送しており集客力が足りない状況にありました。大きく目立つ「A4圧着DM」を採用し、新型車の機能や価格・快適性を適切に訴求することができたため、集客率がUPしただけでなく販売台数も伸ばすことができたようです。
4:圧着を活かしたポップアップDMで認知度UP
画像引用元:賢者の販促
上画像は新サービスの認知度向上のために作成された「ポップアップDM」。「A4圧着DM」の大きな紙面には、圧着DMの特性を活かしためくり加工が施されており、ポップアップをめくるたびに新サービスの内容を認知させる工夫がされています。実際の申込み率も高い数値となりました。
A4圧着DMの料金相場
「A4圧着DM」の料金は、部数/紙の種類/印刷面の数/圧着方式/発送方法によって大きく変わります。印刷・宛名印字・郵便番号区分・ゆうメール発送込みのおおよその料金相場は以下の通りです。
部数 | 単価(税込) | 合計(税込) |
---|---|---|
1,000通 | 約121円 | 約133,100円 |
5,000通 | 約85円 | 約469,700円 |
10,000通 | 約80円 | 約886,600円 |
50,000通 | 約75円 | 約4,125,000円 |
A4圧着DMを送る際の注意点3つ
1:水気に注意しましょう
「A4圧着DM」は、圧着面をのりやニスで接着しているため、水濡れや湿気に弱いというデメリットがあります。水気の影響でのりやニスが剥がれたり固まってしまうと開封しにくくなる場合もありますので、宛名面や開封部分に予め「水に濡れた場合は完全に乾かしてから開封してください」といった注意書きがおすすめです。また、高温多湿な時期や雨が多い季節の発送は避けるようにしましょう。
2:長期保存には不向き
圧着DMはのりやニスが劣化してしまうと開封できなくなる場合があるため長期保存には不向きです。「A4圧着DM」を作成する際は開封を促すようなデザインを心掛け、期間限定のキャンペーンや特典、新サービス・商品の案内に活用すると良いでしょう。
3:発送コストに注意
「A4圧着DM」のコストは、部数/紙の種類/印刷/圧着方式/発送方法によって大きく変わります。そもそもDMは発送部数が多いほど単価が下がる傾向にあり、中でもコストの大部分を占める送料は割引制度を利用することで大幅に発送コストを抑えることが可能です。
【送料を削減できる制度】
上記のような割引制度を利用せずDM発送をするとコスト増に繋がってしまいます。一方で、これらの割引制度を利用するには複数の手続きを踏まなければなりません。「A4圧着DM」を発送する際は、DM発送実績が多く割引制度が利用できるDM発送会社を利用すると良いでしょう。
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