「差出人」と「還付先」 について

┃郵便は差出人の記載が必須

郵便局において広告郵便物を出す場合、絶対に必要なのが差出人の住所・氏名」の記載です。理由は、住所不備や転居先不明等で郵便物を宛先に届けられない場合、その郵便物を差出人に戻すためです。つまり、差出人の記載がないと、宛先にも差出人にも届けることの出来ない不明郵便物が郵便局に溜まってしまうので、それを防ぐ意味があるのです。

但し、普通郵便物の場合には、差出人や還付先の記載が無くても受け付けてもらえますし、ポスト投函も同様です。もし、差出人表記の無い普通郵便物が宛先に届けられない場合には、開封して中身を確認し、差出人や還付先が判明すればそこに戻してくれますし、開封しても還付先がわからないケースでは、3か月間郵便局に保管された後に廃棄されます。

なお、ヤマト運輸のクロネコDM便のように、差出人を番号で管理しているケースもあり、その場合は差出人や還付先が明記されていなくても問題なく配達されます。

┃差出人と還付先の意味

差出人が「その郵便物を出した人(会社)」であるのに対し、「その郵便物の戻し先」として還付先を併記(差出人と還付先が異なる場合)することも出来ます。

〔差出人〕〒160-0002 東京都新宿区新宿5-10-12 岩本ビル4F 株式会社ジャパンメール

〔還付先〕〒220-0062 神奈川県横浜市西区東久保町 13-30 ジャパンメール横浜 DM センター

この場合、郵便物を差出したのは「株式会社ジャパンメール」ですが、宛先不明の場合は「ジャパンメール横浜 DM センター」に戻して下さいという意思表示になります。

なお、「差出人」と「還付先」を併記する際には、郵便局員にその意思がしっかりと伝わるように、還付先のフォントサイズを大きくするか、還付先と差出人を表裏別々に記載するなどして、還付先を目立たせることをお勧めします。

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