ダイレクトメール(DM)を安く出すコツ⑧

【宛先までの距離】

ダイレクトメール(DM)の送料に、宛先までの距離が関係することは意外と知られていません。

たしかに、郵便局から出す定型はがきの基本料金は、全国一律62円ですし、25gまでの定型封書なら82円で全国どこへでも届けてもらえます。

しかし、これはあくまで少ない通数を「定価」で出す場合の話であって、ダイレクトメール(DM)のように大量に出す場合には「距離」が関係してくるのです。

ここでは、郵便局の割引制度を例に見てみましょう。

郵便区内特別郵便物

同一差出人から差し出される定形郵便物または定形外郵便物で、同時に100通以上差し出す等の条件を満たし、同一の郵便区(※)内のみでその引き受けおよび配達を行う郵便物を、割安な料金でお届けします。

(※)配達郵便局ごとに定められている配達区域をいいます。

郵便区内特別郵便物(郵便局HPより)

この、郵便区内特別郵便物という割引制度ですが、要は、近所(配達区域内)に配達する郵便物なら安くしますよという制度で、25g以内の定型封書ならおよそ30%引きの56円で出すことが出来ます。(特別料金③適用の場合)

ですから、近所にお住まいのお客様を集客したい、化粧品店、美容室、眼鏡店、貴金属店、電気店、スーパー、衣料品店、レストラン等でよく使われます。

他にも、郵便局の「ゆうメール」や、ヤマト運輸の「宅急便」なども配達先までの距離によって送料(単価)が変わりますし、配達先が一都三県に限定して使える格安のメール便も存在します。

ですから、ダイレクトメール(DM)を安く出すコツのひとつとして、宛先までの「距離」にも着目してみましょう。