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ゆうメールと普通郵便の違いまとめ|メリット・デメリットもご紹介【第34回】

ゆうメールと普通郵便の違いまとめ

ゆうメールと普通郵便のどちらも日本郵便株式会社が提供している配送サービスですが、送れるものや料金、配達日数などさまざまな違いがあります。今回は、ゆうメールと普通郵便の概要や、それぞれの違い、メリット・デメリットについてご紹介します。

ゆうメールと普通郵便の概要

ゆうメールとは?

ゆうメールとは?

ゆうメールとは、冊子などの印刷物やCD・DVDなど、縦34cm×横25cm×厚さ3cm以内で重量1kg以下のものを送るのに適した配送方法です。料金は重さによって異なりますが全国一律で、普通郵便に比べて安価で送ることができます。ただし、冊子でない書類や、契約書・請求書・許可書、文書自体に受取人が記載されているダイレクトメールなどの信書は送ることができません。

普通郵便とは?

普通郵便とは、主に50g以内の手紙やハガキを送る場合や、4kg以内の小さくて軽い商品の荷物を送る場合に利用されます。基本的に料金は荷物の大きさと重量で決まり、サイズによって「定形郵便」「定形外郵便」に分かれます。ゆうメールとは異なり、送れる荷物は多岐に渡り、信書も送ることができます。

ゆうメールと普通郵便の違いを徹底比較

ゆうメールと普通郵便の概要が分かったところで、それぞれの違いについて細かく見ていきましょう。

送れるものの違い

ゆうメールは冊子などの印刷物やCD・DVDなど送れるものが限定され、文書自体に受取人が記載されているダイレクトメールなどの信書は送ることができません。
一方、普通郵便は規定のサイズ・重量内であれば送れるものに制限はなく、信書も送ることができます。

ゆうメール 普通郵便
送れるもの
  • 冊子形式の印刷物(書籍・雑誌・商品カタログ・会報誌・各種マニュアル・チラシ・リーフレット・カレンダーなど)
  • 電子記録媒体(CD・DVD・レコード・ビデオテープ・カセットテープ・クレジットカード・パソコンのハードディスク・カメラのフィルム・レントゲン写真等など)
  • サイズ・重量内であればOK
  • 信書もOK
送れないもの 冊子でない書類、信書(契約書・請求書・許可書・証明書・文書自体に受取人が記載されているダイレクトメールなど)、手書きの書類 爆発性・発火性のある危険物、毒物および劇物など

※信書…受取人に対して差出人の意思を表示したり、事実を通知するための文書。請求書、申請書、契約書、確定申告書など。

ゆうメールは普通郵便に比べ送れるものが限られますが、付録やアンケート用紙、払込書用紙や返信用ハガキ、試供品やサンプル、割引券やクーポン券などを同封することができます。ゆうメールで送れるもの・同封可能なものについて詳しくはこちら>

サイズ・重量の違い

【ゆうメールのサイズ】

縦34cm×横25cm×厚さ3cm以内で重さ1kg以下。

【普通郵便のサイズ】

普通郵便はサイズによって「定形郵便」「定形外郵便」に分かれます。
また、郵便ポストに投函できるサイズは【規格内】、投函できないサイズは【規格外】となります。

画像引用元:コンポスのコラム

  • 定形郵便…縦23.5cm×横12cm×厚さ1cm以内で重さ50g以下。
  • 定形外郵便【規格内】…縦34cm×横25cm×厚さ3cm以内で重さ1kg以下。
  • 定形外郵便【規格外】…縦・横・厚さの3辺合計が90cm以内(もっとも長い辺が60cm以内)で重さが4kg以下。

料金の違い

ゆうメール・普通郵便の基本料金は重量によって異なり、全国一律です。細かな料金の違いは以下の通りです。

【ゆうメールの料金】

重量 料金
~150g 180円
~250g 215円
~500g 310円
~1kg 360円

引用元:ゆうメール|日本郵便株式会社

【普通郵便の料金】

普通郵便の料金は、定形郵便物・定形外郵便物などの「第一郵便物」と、ハガキの「第二郵便物」によって料金設定が異なります。また、ポストに投函できる【規格内】と投函できない【規格外】によっても料金が変わります。

■第一郵便物

重量 料金
定形郵便物 〜25g 84円
〜50g 94円
定形外郵便物 〜50g 規格内:120円
規格外:200円
〜100g 規格内:140円
規格外:220円
〜150g 規格内:210円
規格外:300円
〜250g 規格内:250円
規格外:350円
〜500g 規格内:390円
規格外:510円
〜1kg 規格内:580円
規格外:710円
〜2kg 規格内:取り扱いなし
規格外:1,040円
〜4kg 規格内:取り扱いなし
規格外:1,350円

■第二郵便物

通常はがき 63円
往復はがき 126円

150g〜1kgの郵便物を送る場合には、ゆうメールは普通郵便に比べ30円〜350円ほど割安になります。冊子形式の印刷物や電子記録媒体を送る際は、重量150g〜1kgであればゆうメールを活用すると良いでしょう。

配達日数の違い

ゆうメール・普通郵便ともに、到着までにかかる日数は差出日の翌々日から6日までが目安となっており、土曜日・日曜日・祝日の配達はありません。早めに配達をしたい場合はオプションで「速達」を追加する事で可能となります。

包装方法と表記の違い

普通郵便は切手を貼り発送しますが、紙DMなど一度に大量に発送する場合は「料金別納」「料金後納」などの表記をすることで切手を貼る手間を省くことができ、一定条件を満たすことで料金割引を利用することができます。

ゆうメールも普通郵便同様に切手を貼って発送しますが、包装方法や表記に以下の細かなルールがあります。

  • 荷物の外装の見やすい所に「ゆうメール」と表記する。
  • 内容物が確認できるよう、封筒の一部を切り取るか透明封筒に入れる。

大量の荷物をゆうメールで差し出す場合は、切手を貼らずに窓口で一括支払いができる「ゆうメール」が便利です。ただし、普通郵便のような条件を満たすことで受けられる割引はありません。

投函方法の違い

ゆうメール 普通郵便
定形郵便物 定形外郵便物【規格内】 定形外郵便物【規格外】
ポスト又は窓口 ポスト又は窓口 ポスト又は窓口 窓口のみ

ゆうメールは、ポスト・郵便局窓口のどちらからでも差し出すことができます。
普通郵便もポストまたは郵便局窓口で差し出しますが、ポストに入らない定形外郵便物【規格外】の場合のみ郵便局窓口で差し出す必要があります。

ゆうメール・普通郵便のどちらも事前手続きは必要ありません。

ゆうメールのメリット・デメリット

ゆうメールと普通郵便の違いが分かったところでそれぞれのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

メリット1:普通郵便に比べ料金が安い

先述した通り、150g〜1kgの郵便物を送る場合には、ゆうメールは普通郵便に比べ20円〜350円ほど割安になります。
また、ゆうメールの年間差出個数が500個以上の場合、郵便局と特別運賃契約(特約)を結ぶ事でさらに安い金額で発送する事ができます。これを「特約ゆうメール」と呼びます。DMなど一度に大量のゆうメールを送る場合には「特約ゆうメール」を検討してみるとよいでしょう。

「特約ゆうメール」について詳しくはこちら>

メリット2:DMの到着率が高い

ゆうメールは日本郵便の転居届データに基づく全国配送ネットワークを使うことができるため、他社のメール便サービスに比べDMの配達到着率が高いと言われています。
日本の年間転居者数500万人以上のデータを活用できるため精度の高い配達が可能です。
詳しくは日本郵政「JPMDゆうメール」をご確認ください。

デメリット1:送れるものが限られる

ゆうメールは冊子形式になった印刷物やCD・DVDなどは送ることができますが、信書や冊子でない書類、手書きの書類は送ることはできません。普通郵便に比べ送れるものが限られるため注意が必要です。

デメリット2:中身が見える包装が必要

普通郵便は封筒や段ボールで発送できますが、ゆうメールでは中身が確認できる包装でなければ発送できません。封筒の一部を切り取るか、透明封筒を用意するなどの手間が必要です。

普通郵便のメリット・デメリット

メリット1:信書を送ることができる

ゆうメールとは異なり、普通郵便では信書を送ることができるのが大きなメリットです。
通常メール便では信書に該当するものは送ることができませんので、信書を送りたい場合には普通郵便を利用しましょう。

メリット2:料金別納郵便・料金後納郵便を利用できる

普通郵便は、切手を貼らなくても送れる「料金別納郵便」「料金後納郵便」を利用することができます。DMのように一度に大量に発送する場合には、切手を貼る手間を省くことができるため発送に必要な工数を減らすことができます。

デメリット1:追跡サービス・補償がない

普通郵便は、他社の類似サービスにある追跡番号による追跡や補償がありません。そのため、郵便物の配達状況が確認できないため、差出人と受取人の間でトラブルが起こる可能性もあります。追跡サービス・補償がない点はゆうメールも同様ですので、確実に届いたか確認したい場合や補償を付けたい場合には「書留」や「特別記録」などのオプションを追加するようにしましょう。

デメリット2:着払いができない

普通郵便では着払いが利用できません。配送料金を着払いにしたい場合は、ゆうメールの着払いオプションを利用するようにしましょう。

ゆうメール・普通郵便にはそれぞれのメリット・デメリットがあるため、発送する内容物や目的、コストに合わせて最適な発送方法を選ぶとよいでしょう。

まとめ

今回は、ゆうメールと普通郵便の概要や、それぞれの違い、メリット・デメリットについてご紹介しました。

【ゆうメールと普通郵便の主な違い】

  • ゆうメールで送れるものは1kg以下の冊子などの印刷物やCD・DVDなどがメイン
  • ゆうメールは冊子でない書類や信書は送れない
  • ゆうメールは普通郵便に比べ料金が安い
  • ゆうメールは中身が見える包装で発送する必要がある
  • 普通郵便は手紙やハガキ、4kg以内の小さな荷物など様々なものが送れる
  • 普通郵便は信書も送ることができる
  • 普通郵便は「料金別納」「料金後納」が利用できる
  • 普通郵便は着払いができない

ゆうメールは普通郵便に比べ安価に発送できますが、送れるものが限られます。一方、普通郵便は送れるものに制限はありませんが、ゆうメールに比べ料金が割高となります。
ゆうメール・普通郵便どちらも基本的に追跡サービスや補償は付いていませんが、オプションで別途料金を払うことで追跡・補償が可能です。
ゆうメールと普通郵便の違いやメリット・デメリットを把握したうえで、自社が発送したい内容物や料金に合った発送方法を検討してみるとよいでしょう。
ゆうメールについて詳しくはこちら>

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